聖公会の流れを汲んでいる聖路加

聖路加の創立者であるルドルフ・トイスラー博士は米国聖公会から日本に派遣された宣教医師でした。

聖公会とは、英国国教会にさかのぼる、世界で3番目に大きな伝統的キリスト教会です。カトリック教会とプロテスタント諸教会との間の「ブリッジ・チャーチ」(架け橋の教会)と言われることもあります。今現在、165カ国以上に広がる36の独立した管区に、8500万人近くの信者がいます。

トイスラー先生は1900年に25歳で来日して、診療所を開設し病院に発展させました。関東大震災や火災などさまざまな困難にめぐり合いましたが、米国の教会などから支援を得て一つ一つの問題を乗り越えました。1933年、当時「アジア第一の近代病院」が建てられ、トイスラー先生が熱望していたチャペルはその中の施設として1936年に完成しました。

今も、聖公会とのつながりを大事にしています。キリスト教センターの主任チャプレンは日本聖公会の司祭となっていますし、聖ルカ礼拝堂は日本聖公会に所属する教会でもあります。

聖路加(セイルカ)の「ルカ」とは

「聖路加」の正しい読みはセイルカとなります。これは聖ルカという聖人の当て字です。ルカは、新約聖書にあるパウロの手紙では「愛する医者ルカ」(コロサイ4:14)と呼ばれていることから、パウロの宣教旅の同伴者であり医者であったことが分かります。ルカは歴史家でもあって、新約聖書の「聖ルカによる福音書」および「使徒言行録」を執筆し、数々の資料や当事者とのインタビューをもとに、イエス・キリストの生涯および初期教会の歴史を書き残しました。イエス・キリストによる世界の救済を宣べ伝えた医者ルカにちなんで世界中の多くの病院や医学部・看護学部が名付けられています。

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